Windows PE は、Windows 7 や Windows 10 と同じ OS です。

ただし、サイズは300MB程度で、ちいさくまとめられた必要最低限の OS になっています。

基本的にコマンドプロンプトで操作しますが、それ単体ではできることは少ないです。

最大の特徴は、HDD にインストールすることなく、CD や USB から直接起動することができるという点です。

例えば、メインで使用している Windows が故障して起動しなくなってしまったときに、Windows PE の USB を挿してハードディスクの中身を救出したり、OS のイメージを取得、展開したりと、さまざまな用途があります。

Windows PE が入った USB を一本持っているだけで、何かの時に対処できるので、現代においても重宝されています。

また、Windows PE にも 32bit版と64bit版がありますが、起動するパソコンにあったものを選んで作ってください。どっちも作っておけば安全ですね。

Windows PE を手にいれるには?

Windows PE を手にいれるには、まず Windows ADK をインストールしておく必要があります。

Windows ADK の導入については、下記の記事で説明しています。

→Windows 10 で Windows ADK をインストールする方法!

Windows PE を起動できるUSB を作るには?

それでは、Windows PE を手に入れましょう!

今回は、メジャーな USB メモリで Windows PE の起動メディアを作成しましょう。

↑まずは、検索窓に展開と入力します。すると「展開およびイメージング ツール環境」というコマンドプロンプトが表示されるので、クリックして起動します。

(「展開およびイメージング ツール環境」は、Windows ADK をインストールすると使えるようになります。)

↑「copype.cmd x86 c:¥winpe_86」と入力して実行します。

(64bit版→「copype amd64 C:\WinPE_amd64」)

このコマンドは、C: に「winpe_86」という作業フォルダを作成し、そこに Windows PE に必要なファイルをコピーするというものです。

↑ 実行すると、こんな具合でWindows PE のファイルがコピーされます。

「Success」と表示され、コピーがちゃんと終わったことを確認してください。

↑確認をしたら、空の USB をパソコンに挿します。USB は 2GB もあれば十分です。この図では、「TEST(T:)」が USB メモリです。

↑ 次に、「MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_86 T:」と入力して実行します。

※ドライブを再フォーマットするので、中身のない USB で実行してください! ※ 図は 64bit版のものです。

(64bit版→MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_amd64 T: )

このコマンドは、さっき作った「WinPE_86」にある Windows PE のファイル軍で、「T:(USB のドライブ文字)」に Windows PE をつくるというコマンドです。

「T:」のところは環境にあわせて変えてください。たとえば、USB をさしたときにエクスプローラーでみて「D:」になっていたら、TをDに変えます。

「Success」と表示され、処理が正常に完了したことを確認してください。

ここまで完了すれば、Windows PE の起動用メディアの作成は完了です!

Windows PE の ISO ファイルをつくるには?

上記の方法以外に、ISO ファイルを作成して光学メディアに書き込むという方法もあります。

↑「MakeWinPEMedia /ISO C:\winpe_86 C:\winpe_86\winpe.iso」と入力し、実行します。

(64bit版→MakeWinPEMedia /ISO C:\winpe_amd64 C:\winpe_amd64\winpe.iso)

このコマンドは、さっき作った「WinPE_86」にある Windows PE のファイル軍で、「C:/winpe_86」に「winpe.iso」を作成するというものです。

↑こんな具合で、Windows PE の ISO ファイルが作成されていることを確認します。

ISO ファイルは、物理ディスクに書き込むことができます。

一枚やいてもっておくと便利かもしれません。

また、仮想マシンなどに ISO ファイルを読み込ませると、簡単に PE で起動させることができます。

仮想マシンで Windows PE がつかえると、いろいろな検証に使えて便利なので、触ってみるとおもしろいかもしれません。

それでは、Windows PE については以上になります。